- Venous Thromboembolism Diagnosis and Management
- Diagnosis and Treatment of Venous Diseases
- Aortic Disease and Treatment Approaches
- Aortic aneurysm repair treatments
- Cardiac Valve Diseases and Treatments
- Cardiac, Anesthesia and Surgical Outcomes
- Peripheral Artery Disease Management
- Dermatologic Treatments and Research
- Lung Cancer Treatments and Mutations
- Cardiac Structural Anomalies and Repair
- Esophageal Cancer Research and Treatment
- Cardiovascular Effects of Exercise
- Cancer Diagnosis and Treatment
- Cardiac tumors and thrombi
- Lung Cancer Diagnosis and Treatment
- Infectious Aortic and Vascular Conditions
- Chemotherapy-induced cardiotoxicity and mitigation
- Systemic Sclerosis and Related Diseases
- Radiopharmaceutical Chemistry and Applications
- Infective Endocarditis Diagnosis and Management
- Intestinal and Peritoneal Adhesions
- Surgical Simulation and Training
- Entomological Studies and Ecology
- Systemic Lupus Erythematosus Research
- Vascular anomalies and interventions
Yokohama Minami Kyosai Hospital
2015-2024
Yokohama City University
2013-2023
Cardiovascular Institute Hospital
2021-2022
Yokohama City University Medical Center
2018-2021
Yokohama City University Hospital
2020-2021
Despite exhibiting cardiotoxicity, doxorubicin (DOX) is widely used for cancer treatments. Cardiac fibroblasts (CFs) are important in the pathogenesis of heart failure. This necessitates study effect DOX on CFs. The impairment calcium (Ca 2+ ) homeostasis a common mechanism Store-operated Ca entry (SOCE) receptor-regulated 2 ⁺ pathway that maintains balance by sensing reduced stores endoplasmic reticulum. ORAI1, channel protein and most component SOCE, highly expressed human cardiac (HCFs)....
Objective: Cyanoacrylate closure (CAC) is a minimally invasive technique for the treatment of varicose veins. A recent paper reported serious adverse events (AEs) associated with this use. This triggered an urgent survey to determine incidence AEs in Japan. Methods: The CAC-AE was sent all 1,030 institutions authorized CAC treatments. Cases performed between January 2020 and October 2023 were surveyed. Data on mortality collected. Results: There 623 surveys returned. 16 cases proximal deep...
Background: The natural history of asymptomatic isolated distal deep vein thrombosis (DVT) the leg is unclear. This study aimed to describe a 3-month and 1-year clinical course after diagnosis DVT leg.
The coronavirus disease 2019 pandemic presents in-person exposure risk during surgical education. We aimed to validate the feasibility of fully remote faculty-supervised training sessions focused on coronary artery bypass grafting using a synthetic simulator and online videochat software.This observational study organized 24 2-hour training. Each session involved 3 trainees, 1 faculty member, host. A total 70 trainees members were enrolled. participants joined via performed in anastomosis...
深部静脈血栓症(DVT: deep vein thrombosis)の中で,無症候性末梢型DVTの臨床経過は明らかではない.初発の無症候性末梢型DVT患者に対し,抗凝固療法を施行せず3カ月後,1年後の臨床経過を検討した.【対象と方法】2014年5月から2016年9月に当院で初発性DVTが疑われ,超音波検査で無症候性末梢型DVTと診断された127人159肢を対象とした.抗凝固療法を施行しないで,3カ月後,1年後の静脈血栓症塞栓症の再発,超音波検査上の血栓伸展の有無を確認した.【結果】3カ月および1年間に観察できた患者はそれぞれ125人,109人であった.観察期間中,すべての患者に症候性静脈血栓塞栓症の発症はなかった.超音波検査では43人(56肢)を観察し2人(2肢)を除き,中枢静脈への血栓伸展を認めなかった.【結語】抗凝固療法を施行していない無症候性末梢型血栓症は予後良好であった.
圧迫療法は静脈,リンパ疾患の基礎的な治療である.弾性着衣が圧迫圧を発揮する機序は複雑で,PLACE:P(Pressure):圧,La(Layer):層,C(Component):構成要素,E(Elasticity):伸縮性と分けてそれぞれの要素を考えるとわかりやすく,診療の現場でも治療方針決定の手助けとなる.また圧迫療法の成功には患者のコンプライアンスの向上が必須であり,やはりPLACE の因子を考慮にいれながら患者の受け入れられる圧迫療法を行うことが大切である.
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における静脈血栓塞栓症(VTE)を主とした血栓症対策として,当院入院94例に「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における静脈血栓塞栓症予防の診療指針2021年4月5日版(Version 2.0)」に基づいて予防対策を講じた.入院中最重症時重症度は,軽症・中等症I 18例(19.1%),中等症II 59例(62.8%),重症17例(18.1%)であり,軽症・中等症I 2例(11.1%),中等症II 56例(94.9%),重症17例(100%)に予防的抗凝固療法を施行した.VTE発症は肺塞栓症,下腿型深部静脈血栓症を発症した重症例1例(1.1%)のみ,他に下行大動脈血栓症1例を確認,大出血を2例(2.1%)に認めた.COVID-19入院症例に選択的にヘパリンによる予防的抗凝固療法を行うという診療指針に基づいた血栓症予防対策は妥当であった.
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)軽症(NIH分類)の26歳男性。左下肢虚血を認め,大動脈,両側腸骨・膝窩動脈に血栓を認め急性下肢動脈血栓塞栓症の診断。血栓摘除術を3回,下腿減張切開を施行したが,再閉塞繰り返し運動障害,足趾壊死を来した。両側膝窩・下腿動脈に経皮的血管形成術を追加し足趾切断を免れた。今回われわれは,動脈硬化や先天性凝固異常などを有していない若年患者であっても,COVID-19によって動脈血栓症を発症した症例を経験した。文献的検索でも下肢動脈血栓塞栓症は,COVID-19軽症例であっても発症する報告を散見した。
2000年1月より2011年3月までの約10年間に,当院にて口腔・頭頸部癌からの肺転移巣を切除した13症例14切除術をretrospectiveに検討した.男性12例,女性1例,平均年齢63.5歳で原発巣治療後から再発までの期間の中央値は12ヵ月(範囲:1-73)であった.11例に部分切除術,1例に区域切除術,1例に肺葉切除術を施行した.13症例の肺切除後5年全生存率は45.7%,生存期間中央値は23ヵ月と文献的な肺転移非切除群と比較して良好な結果であった.各因子別の全生存率を比較すると12ヵ月未満のDFIおよび原発巣の病期IV期が有意な予後不良因子であったが多変量解析では独立した予後因子は同定できなかった.大腸癌などと同様に口腔・頭頸部癌肺転移に対しても転移巣切除術が予後を改善する可能性が示唆された.
本邦では超高齢化社会になるに伴い,がんはより身近な問題となってきた.がん治療には循環器系有害事象が伴うことは知られており,腫瘍循環器学(onco-cardiology)という新しい領域が注目されている.アントラサイクリン系のドキソルビシンは心毒性を示すことで有名であるが,特に心臓のリモデリングが進行すると不可逆性の経過を辿り予後は不良である.しかしながら,心毒性の発症メカニズムについてもわかっていないことが多いため,さらなるメカニズム解析が急務である.従来の報告では心筋細胞における心毒性のメカニズム解析についての報告が大半であり,心臓線維芽細胞については少ない.そこで我々は心臓組織で多数を占める心臓線維芽細胞を対象に心毒性のメカニズムについて調べたので報告する.我々の基礎研究から,ドキソルビシンは従来の累積投与量上限より低用量であってもマウスの心臓の血管周囲を中心とした線維化を誘導することがわかっている.その線維化は細胞のアポトーシスを伴わない反応性の線維化であった.また,培養ヒト心臓線維芽細胞を用いた検討では,低用量のドキソルビシンにより,心臓線維芽細胞の筋線維芽細胞への分化が...
本邦における静脈性潰瘍に対する診療の現状を明らかにすることを目的として日本静脈学会会員が所属する施設へのアンケート調査を実施した.対象は平成28年1月から一年間の下肢静脈性潰瘍の初診患者とした.診断には超音波検査が94.4%に用いられ,静脈疾患受診者31,827例に対して513例が静脈性潰瘍と診断された.潰瘍の原因は一次性静脈瘤が497肢(84.7%)と圧倒的に多く,そのうち187肢に不全穿通枝が,27肢に深部静脈弁不全が合併していた.深部静脈血栓後遺症は29肢(4.9%),機能性慢性静脈不全が42肢(7.2%)であった.外科的治療はストリッピング術が89肢(23.2%),血管内焼灼術が282肢(73.4%)に,不全穿通枝に対する直達結紮切離術は55肢(28.9%),筋膜下内視鏡的穿通枝切離術は51肢(26.8%)であった.圧迫療法は専門施設受診前には44%で施行されておらず,受診後は94.1%に実施されていた.治療を受けた静脈性潰瘍520肢のうち平成29年3月末までに409肢(78.7%)が治癒した.
心臓血管外科専門医制度は現在,新制度への移行の過渡期にある.日本心臓血管外科学会U-40コラムは,前号より専門医制度をテーマとし,第2回目の今号では,心臓血管外科専門医資格取得の現実について取り上げる.アンケート調査を通して,U-40世代の心臓血管外科専門医資格の取得状況や,その過程の詳細を知ることができた.今後専門医資格を取得する予定の若手心臓血管外科医のためにも,現在の問題点と今後の展望について考察する.
われわれは,稀である腎盂癌小腸転移の1例を経験した.症例は63歳,男性.58歳時,左腎盂癌に対し,手術と術後補助化学療法を行った.術後4年目に,左副腎と傍大動脈リンパ節に転移をきたし,化学療法を行いSDが得られていた.術後5年目,イレウスのため入院となり,精査の結果,小腸に狭窄を認めた.生検結果は低分化腺癌であり,原発性小腸癌の診断にて,手術を施行した.切除した小腸狭窄部と5年前に切除した腎盂癌の組織を比較すると,ともに未分化腺癌様であり,免疫染色の結果も類似していたため,小腸狭窄部は最終的に腎盂癌小腸転移と診断された.腎盂癌小腸転移の報告は,本症例が初である.